近年非常に人気が高まっている「サイディング」。
そのサイディングとは、住宅の外壁に使用される板状の素材で、非常に人気がある外壁です。
しかし、いくら人気のある外壁だからといって、何も知らずに外壁をサイディングにすると後悔する可能性があります。
そこで本記事では、サイディングのメリットやデメリット、またサイディングの種類について紹介します。
サイディングの外壁に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
サイディングのメリットとは?
サイディングにはさまざまなメリットがあります。
1:費用が安い
サイディングは他の外壁材と比べて比較的低コストで入手できます。
そのため、初期費用が抑えられるのです。
2:メンテナンスコストが抑えられる
サイディングは長期的なメンテナンスコストも比較的リーズナブルです。
耐久性があり、腐食や劣化に強いため、修理や塗装の頻度が少なくて済みます。
3:デザイン性が高い
サイディングには多様なスタイルや色彩のバリエーションがあります。
そのため、自分好みのものを探しやすく、また建物の外観を美しく魅力的に演出できます。
また、模様や質感の選択肢も豊富で、個性的なデザインを実現できます。
デザイン性が高いおかげで、日本で多くの家がサイディングを取り入れているにもかかわらず、外壁のデザインが被ることが少ないのです。
4:防火性が高い
サイディングは一般的に炎に対して耐性があります。
防火性能が高いため、火事のリスクを低減することが期待できます。
5:工期が短い
サイディングは施工が比較的迅速に行えるため工期が短いというメリットがあります。
施工する際はパネル状の材料を使い、比較的簡単に取り付けられるため、工期が短縮され、建築プロジェクトの進行がスムーズです。
サイディングのデメリットとは?
さまざまなメリットがある反面、デメリットもいくつか存在します。
1:定期的なメンテナンスが必要
メリットにメンテナンスが少なくて済むとありましたが、定期的なメンテナンスは必要です。
時間が経つと色褪せや汚れが生じることがあり、放置しておくと美観の保持や家の保護などの外壁としての役割を持たなくなります。
対策としては、定期的な洗浄や塗装を行うことが重要です。
2:外壁につなぎ目ができる
サイディングは複数のパネルを組み合わせて施工するため、つなぎ目が発生する場合があります。
これにより、水や風が侵入して、雨漏りのリスクが高まる場合があります。
対策としては、適切な防水材を使用してつなぎ目を保護し、外壁の防水性を向上させることが重要です。
定期的な点検を行い、必要に応じて補修することも重要なので、怠らないようにしましょう。
3:防水性能が低い
サイディング自体の防水性が限られているため、強い雨や風からの水の浸入が起こる可能性があります。
そのため、外壁に防水シートや防水コーティングを追加することで、防水性能を向上させることがおすすめです。
また、定期的な点検と補修も忘れずに行うことが大切です。
サイディングの種類とその特徴とは?
一般的なサイディングのメリットとデメリットについて紹介しましたが、サイディングの外壁材は1つの種類ではなく、それぞれ違った特徴を持っています。
あらかじめ種類と特徴を知っておき、後悔のないようにしましょう。
窯業(ようぎょう)系サイディング
窯業系サイディングは、日本の住宅の約70%で使われている外壁材で、最も多くの方が使用している外壁です。
主な材料としてはセメントや繊維質が使用されます。
特徴として以下のようなものがあります。
1:耐久性
窯業系サイディングはセメントや繊維質などの耐久性の高い材料で作られているため、風化や腐食に強く、長期間の使用にも耐えられます。
2:耐候性
窯業系サイディングは耐候性にも優れているのです。
太陽光や雨、風、寒暖の変化に対して、色褪せや変色が少なく、外観を長く美しく保てます。
3:多様なデザイン
窯業系サイディングは多様なデザインや色彩のバリエーションがあります。
石積調やレンガ調、タイル調などさまざまです。
さまざまなデザインがあるので、建物の外観を個性的かつ美しく演出できます。
金属サイディング
金属サイディングは、窯業系サイディングの次に多い外壁です。
メリットは以下のようなものがあります。
1:耐久性
金属サイディングは非常に耐久性が高く、長期間の使用にも耐えられます。
また、金属は腐食や劣化に強いため、風や雨などの自然の要素にも耐える高い耐久性を持っているのです。
2:メンテナンスが楽
金属サイディングはメンテナンスが比較的容易です。
また、錆びにくい性質を持ち、定期的な塗装や補修が必要ありません。
通常は洗浄するだけで外観を美しく保てます。
まとめ
今回はサイディングについて紹介しました。
サイディングは非常に人気のある外壁ですが、サイディングにはメリットもデメリットもあります。
それぞれについて知り、外壁を決める際に自分に合った外壁を選んで後悔のないようにしましょう。
山形、天童、東根、その他山形市周辺市町で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社へご相談ください。
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