間取りを設計する上で、家事動線は重要です。その中でも家にいる時間が長い主婦・主夫にとって効率の良い間取りを意識することで、無駄のない間取りを設計することができます。そこで、この記事では主婦・主夫や家族にとっておすすめの間取りを解説します。
目次
間取りを決めるポイント
間取りを決める代表的なポイントは、次の3つです。主婦・主夫目線や家族全員が納得しやすい間取りにおいても共有するポイントになるため、しっかり確認しておきましょう。
・玄関周辺にこだわる
・部屋干しスペースとファミリークロークを設置する
・コンセントを多めに設置する
玄関周辺にこだわる
玄関は家族が荷物を持って最初に入るスペースです。また、来客を迎える場所でもあるため、スムーズに荷物を置くことができ、さらにはスッキリした状態であることが重要です。
しかし、収納を増やせば物が増えてしまい、玄関付近をキレイに見せるため収納を減らせば荷物を自室に運ぶ手間が増えます。この二つを両立させるため、シューズクロークの設置や土間収納、和室を隣接させるといった間取りを意識しましょう。
シューズクロークや土間収納は収納自体を隠すことができ、玄関付近で収納する際には非常に便利な間取りです。また、玄関の臭いや気温が気になる場合はすぐに来客を和室に通せるよう、玄関横に和室を設置することがおすすめです。
和室に通すことで慌ててリビングを片づけることもなく、ゆっくり対応することができます。このように、家の顔である玄関を効率良く使用できる間取りにしておくことは重要です。
部屋干しスペースとファミリークロークを設置する
雨天時や湿気が多い日は洗濯物が乾きにくく、突然の雨が予想される日は外に干しにくいです。そのため、1日中家にいるライフスタイルでないのであれば、部屋干しできるスペースは作っておきましょう。可能であれば乾いた洗濯物をすぐに直せるような棚も合わせて設置しておくことで、家事動線が良くなります。
また、家族全員のコート類をかけておくことができるファミリークロークの設置は、部屋をスッキリみせるためのコツです。外から持ち込んだホコリ等が部屋に広まらないようにするというメリットもあるため、間取りを設計する際にはファミリークロークを検討するようにしましょう。
コンセントを多めに設置する
間取りを検討する際に、コンセントの数や設置位置は後回しになりがちです。そのため、着工期時期が迫ってしまい、コンセントについては工務店にお任せとなるケースもあります。しかし、住んだ後にコンセントが足りないと感じることは非常に多いです。特にキッチンやベッドを置く場所にはコンセントが多めにあった方が便利です。住んだ後に配置する家電やスマートフォンの充電場所をイメージしながら間取りを検討するようにしましょう。
主婦・主夫におすすめの間取り
主婦・主夫が効率良く家事ができる間取りを設計するためには、次のポイントを抑えておきましょう。
・水回りをかためる
・広いリビング
・スッキリした間取り
水回りをかためる
キッチン、掃除機がある洗面スペース、バスルームを同じ場所にかためておくことで、家事動線と生活動線を良くすることができます。可能であればキッチンから洗面スペースを回遊できるようにしておくと、家族と動線がぶつからないようにできるため、おすすめです。
広いリビング
キッチンからリビングにいる家族が見渡せるような間取りであれば、安心して料理をすることができます。料理中に子どもが視界から消えるという不安がなくなり、事故を未然に防ぐことができます。
スッキリした間取り
間取りを設計する際には、正方形に近いスッキリした間取りを意識しましょう。スキップフロアやリビングを一段下げるような間取りは空間を広く使えるため、人気の間取りです。その一方、掃除の手間や転倒のリスクがあるため、導入には十分な検討が必要です。
正方形に近い、フラットな間取りであればルンバなどの家電を使用することができ、家族の安全を確保することができます。そのため、間取りを検討する際にはデザイン性だけでなく生活動線も重要視するようにしましょう。
家族におすすめの間取り
主婦・主夫だけでなく、家族にとってもおすすめの間取りはあります。家族全員が家にいる状態であっても家事動線と生活動線を良くなる間取りはストレスがなく、住みやすい家になります。ここでは、家族全員が快適に過ごすための間取りポイントは以下のとおりです。
・リビングにカウンターを設置する
・シューズクロークを工夫する
・洗面スペースを広くする
リビングにカウンターを設置する
キッチンの裏側や壁にカウンターを設置することで、家族の写真をかためて置いたり花を置いたアクセントを演出することができます。また、作業できる大きさのカウンターは子どもが宿題をしたりする場所として利用できます。
シューズクロークを工夫する
シューズクロークの入口を一箇所にするのではなく、回遊できるような間取りにしておくと家族が同時に帰宅しても動線がぶつかることなく、おすすめです。玄関に来客がいる場合でも通過できるスペースを確保することができるため、効率の良い間取りだといえるでしょう。
洗面スペースを広くする
朝は洗面スペースを同時に使用することが多いため、広く設計しておくことは重要です。可能であれば1階と2階の両方に洗面スペースを設けることで、朝の準備を効率良く行うことができます。
まとめ
主婦・主夫が家事をしやすい間取りや家族全員が過ごしやすい間取りなど、効果的な間取りには大奥の種類があります。どのような間取りが理想の家に近いのかは家族全員で話し合い、納得のいく間取りを設計するようにしましょう。
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