最近、個性的で味のある雰囲気や健康に良い素材であることから、塗り壁の人気が高まってきていることをご存じでしょうか。
この記事では、注文住宅の内装でぜひおすすめしたい塗り壁の魅力や種類、お手入れの方法についてご紹介します。
おしゃれで機能的な内装をお探しの方は必見です。

注文住宅の内装におすすめの塗り壁ってどんなもの?

住宅の内装というとビニールクロスが一般的なので、塗り壁についてあまりよく知らない方もいらっしゃるかもしれません。
塗り壁は天然の素材でできているので、人にも環境にも優しい素材です。
さらに、耐久性、調湿効果、消臭効果、耐火・防火性、断熱性、防音性に長けた、非常に優秀な内装材です。
一般的に、ビニールクロスは10年が寿命とされていて、それ以上経過すると黒ずみや剥がれが発生するようになります。
しかし、塗り壁は適切にメンテナンスすれば、100年以上は持つということですから驚きですよね。
加えて、天然由来の素材なので、新築の家で気になるシックハウス症候群の心配もありません。
アレルギー体質の方や小さなお子様がいるご家庭でも安心して過ごせますね。

 

塗り壁にはいろんな種類がある!

ここでは、塗り壁の種類を5つご紹介します。

1つ目:珪藻土壁

珪藻土とは、今からはるか1000万年前に生息していた植物性プランクトン殻の化石の堆積物のことを指します。
最近ではバスマットの素材として注目を集めるようになっているので、ご存知の方も多いかもしれませんね。
脱臭機能や調湿性能が優れていて、内装材としてよく使われています。

2つ目:珊瑚壁

沖縄の透き通った海から採取された風化造珊瑚礁を使用しています。
緻密な空孔をもつ多孔質物質です。
調湿効果、不燃効果、消臭効果、断熱効果、マイナスイオン生成効果があり、人に優しい素材です。

3つ目:砂壁

砂のなめらかな美しさに目を見張ります。
風情を重視したい場所に使うと、ワンランク上のおしゃれを楽しめます。

4つ目:漆喰壁

主原料の水酸化カルシウムに、スサやワラ、のりを加えて水で練ったものを材料として使います。
塗布後、空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムを生成しながら硬化し、強い壁面を作ります。
紫外線による自浄作用に加えて強アルカリという性質があるため、北側の壁に発生しやすい藻がつきにくいというメリットがあります。

当社では、基本的にこの漆喰をベースととした家づくりに取り組んでいます。

5つ目:プラスター壁

石灰や石膏を用いた内装材で、西洋漆喰と呼ばれることもあります。
白い輝きが魅力的です。
昔は砂と石灰を混ぜたモルタル状のものでしたが、現在では繊維質や化成のりを混ぜたものが多く輸入されています。

このように、塗り壁には、非常に多くの種類があります。
使用される素材によって、見た目や施工期間、コストは異なるので、塗り壁を選ぶ際はしっかりと施工会社に確認するようにしましょう。

塗り壁のお手入れ方法とは?

ここでは、塗り壁が汚れてしまった際のお手入れ方法のポイントについてご紹介します。

1つ目:目立たない部分から始めること

塗り壁の種類によって最適なお手入れ方法は異なります。
部分的にお手入れをしてしまうと、その部分だけ色が変わることも考えられます。
そのため、お手入れをする際は、最初に目立たない部分で試してみることをおすすめします。

2つ目:黒い汚れは消しゴムやメラニンスポンジを用いること

塗り壁の中でも、真っ白のものは特に手垢などの黒い汚れが付くことがよくあり、軽い汚れであれば、消しゴムで軽くこすればすぐに落とせます。
消しゴムで落としきれなかった場合は、軽く水を含ませたメラニンスポンジを使いましょう。
ただ、メラニンスポンジでこするとスポンジ自体が削れて壁にカスが付いてしまいますので、使用後はタオルなどで拭き取っていただくことをおすすめします。
あまり強くこすりすぎてしまうと、壁の表面が剥がれる可能性があるため、注意してください。

3つ目 漆喰や珪藻土は水拭きできること

塗り壁は、素材によってどのように手入れすれば良いのかが異なりますが、漆喰や珪藻土の壁は水拭き可能です。
汚れた部分は、中性洗剤を用いて水拭きしましょう。
それでも落ちない場合は、漂白剤を水で薄めたものを使い、表面を軽くこすってください。

この方法は、コーヒーによってできたシミにも効果を発揮する場合があります。
ただし、先程も述べたように、一部分に使用するとその部分だけ色が変わってしまう恐れがあるため、注意してください。

4つ目 土壁や砂壁はハタキで掃除すること

土壁や砂壁は表面がざらざらしているため、特にホコリが付きやすいです。
ただし、先程説明した漆喰や珪藻土とは異なり、土壁や砂壁は水拭きするとシミになったり、表面が剥がれてしまったりすることがあります。
そこで、ホコリを落とす際は、ハタキを使いましょう。
砂壁については、砂がボロボロ落ちてしまう可能性があるため、ほうきや掃除機でこまめに掃除しておくと良いですね。

 

まとめ

今回は、注文住宅の内装におすすめの塗り壁について紹介しました。
家の快適さが何よりも優先だという方や、他とは違う独特な風合いを楽しみたい方には、この塗り壁がおすすめです。
山形、天童、東根、その他山形市周辺市町で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社へご相談ください。