「収納を増やしたい」
このようにお考えの方は多くいます。
なぜなら、収納が増えれば、居住スペースがきれいに整頓され広く感じられるからです。
居住スペースに荷物が置かれていては部屋が狭く感じてしまうので、収納スペースは必須と言えるでしょう。
本記事では、このようにお考えの方に向けて小屋裏収納について紹介します。
小屋裏収納のメリットやデメリットなどについて知れるので、ぜひ最後までご覧ください。

小屋裏収納とは?

小屋裏収納は、建物の屋根裏空間を有効活用するために設けられた収納スペースのことです。
一般的に住宅の屋根の下には、屋根裏や小屋裏と呼ばれる空間があります。
これらの空間は通常、断熱材や屋根構造の一部として使われることが多いですが、小屋裏収納ではこの空間を収納スペースとして活用するのです。

また、小屋裏収納は、住宅の床面積に比べて天井が低くなっていることが多く、通常の居住スペースとして使うには不向きな場合が多いです。

しかし、荷物を置いておく収納スペースとしては大活躍してくれます。

小屋裏収納へのアクセス方法は、通常は天井裏の出入り口や開口部を設け、階段やはしごなどを使うことが最も一般的です。
また、収納スペースは荷物を置いたり荷物を出し入れするために人が利用したりするため、床や壁は補強されており、耐荷重や耐久性を考慮して作られています。

ロフトとの違い

小屋裏収納と似たものにロフトという間取りがあります。
それらは似ているようで全く別のものです。

小屋裏収納とロフトの異なる点は、広さにあります。

ロフトは、部屋の一部と見なされる一方で、小屋裏収納は、建築基準法により「床から天井までの高さが140センチメートル以下」「広さが下の階の半分未満」と決められているのです。

小屋裏収納のメリットとは?

小屋裏収納のメリットはさまざまな観点から説明できます。

1:収納力アップ

なんと言っても小屋裏収納のメリットは収納力アップです。
小屋裏収納は、限られたスペースを有効に使えるため、収納力を大幅にアップさせられます。
季節用品や家庭用品、旅行用品などの季節的に使用頻度が低いアイテムをしまっておくことで、通常の居住スペースをすっきりと使えるようになります。

2:お昼寝スペース

小屋裏収納は、静かで落ち着いた空間であるため、お昼寝スペースとして活用することも可能です。
屋根裏の天井に断熱材や遮音材を設けることで、外部の騒音や温度変化の影響を受けにくくなり、快適な休息をとれるようになります。

3:隠れ家

通常の居住スペースとは雰囲気が異なる空間である小屋裏収納は、隠れ家としても利用できます。
静かでプライベートな空間なので、読書や思考の場として使ったり、自分だけの居心地の良い場所としてくつろいだりすることが可能になります。

4:子どもの遊び場

小屋裏収納は、安全対策を施すことで、子どもたちの遊び場としても活用できるようになります。
子供たちは新たな冒険の場として、想像力をかきたてられる小屋裏空間を楽しめるようになるでしょう。

しかし、安全対策を講じてあらゆる危険を排除することが重要です。
万が一のことがあってからでは遅いのです。

5:趣味部屋への活用

小屋裏収納は、趣味や特定の活動に使うスペースとして活用することも可能です。
例えば、工作や絵画、音楽の練習など、自分の趣味に没頭するための専用スペースとして利用できます。
静かな環境で自分の趣味に集中したい方にはぴったりです。

しかし、小屋裏収納は高さがあまりないので座ってできる趣味に限ります。

これらの観点から、小屋裏収納は収納力の向上や様々な活用の可能性を提供しています。
ただし、安全性や快適性に十分な注意が必要です。

小屋裏収納のデメリットとは?

1:夏場は暑くなる

屋根裏は屋根の非常に近くにあるため、一般的に夏場は暑くなりやすいという特徴があります。
太陽の熱が直接屋根に当たり、その熱が室内に伝わるため、屋根裏空間は非常に暑くなってしまうのです。
このような高温環境では、小屋裏収納内の荷物が熱によってダメージを受ける可能性があるため、熱に弱い荷物は夏場の小屋裏収納に置かないようにしましょう。

2:荷物の出し入れに苦労する

上にも記したように、小屋裏収納は高さがあまりありません。
そのため、大きな荷物や重い荷物を出し入れするのは少し手間がかかってしまうのです。
階段が急で狭く、天井が低い場合は、荷物を持ち上げたり降ろしたりすることが困難になる可能性があります。
また、屋根裏にアクセスするための出入口が狭く限られている場合、荷物を運び込む際にも荷物や人が落ちないように注意が必要です。

まとめ

小屋裏収納は、暑さや荷物の出し入れのしにくさのようなデメリットはあっても、それらをカバーするさまざまなメリットがあります。
小屋裏収納を採用し、活用することでさまざまなスペースとして使用できるようになり、自分の好きな場所へと進化させられます。

山形、天童、東根、その他山形市周辺市町で注文住宅をお考えの方は、お気軽に当社へご相談ください。